「ルリユールの表紙には伝統的に、最高級の品質の革が使われてきました。主に山羊革、仔牛革、パーチメント(ヴェラム)を用います。「レ・フラグマン・ドゥ・エム」では日本国内はもとより、フランス : relma、ベルギー : norroで厳選して購入した革を用いて制作しています。その他、水牛、成牛、魚、ワニ、蛇など、デザインに応じて多様な革を使います。
シボの大きな山羊革
シボの揃った山羊革(シャグラン)
山羊革は、シボのあるしなやかな革で、仕上げにより小さなシボから大きめのシボまでのヴァリエーションがあります。仕上げのシボの形状の違いにより、シャグランやモロッコ革と呼ばれますが、すべて山羊革です。細長いシボ仕上げのものはオアジスと呼ばれます。
艶があり平滑な仔牛革(カーフ)
仔牛と山羊のヴェラム
仔牛は、シボがない、滑らかな革です。マットな柔らかな質感を持ったタイプと、光沢と張りのあるタイプがありますが、非常にデリケートなので、扱いは細心の注意を必要とします。